June 25-July 14, 2016 浅井真理子展 @札幌CAI02

浅井真理子 つるつるのみちをとおってかなたをさわりに
Mariko ASAI  – walk on the slippery road to touch the far in the distance
2016.6.25[Sat] − 7.14[The]
CAI02

この度CAIでは、浅井真理子の個展「つるつるのみちをとおってかなたをさわりに」を開催します。
浅井真理子は、映像やオブジェ、写真、ドローイング等、多様なメディアを組み合わせながらインスタレーション作品を構築するアーティストです。東京/埼玉を拠点にこれまで国内外で精力的に発表してきました。近年はとくに人の営みの中にある五感を捉え直すような作品や展示を展開しており、昨年gallery COEXIST-TOKYOでの個展は移ろいゆくドローイング映像を核としたインスタレーションが好評を博しました。
今回CAI02においては、感圧紙へのドローイングのシリーズを中心とする展示を行います。このシリーズは感圧紙で作った手製のノートをベースにドローイングを重ねていくものです。一度描いた線は後に続く数ページにわたってエコーのように残像を残します。徐々に消えゆくイメージに新たに線を加えながら、ノートの時間と空間が一枚一枚進んでゆきます。日ごろ私たちが目にしながら瞬時に消えてゆく光景は何処へゆくのか。人の焦点の手前を飛ぶ羽虫のように、認識できないけれどもこの世界に存在する事や、あやふやな事物の境目、時間や空間について、人の思考へと語りかけてくることでしょう。
北海道での浅井の作品紹介は今回が初めてとなります。ぜひともご高覧、ご掲載賜りますようお願い申し上げします。


浅井真理子 つるつるのみちをとおってかなたをさわりに
2016. 6. 25[Sat] − 7.14[The] 12:00-23:00 日祝休廊
入場無料
CAI02
〒060-0042 札幌市中央区大通西5-8 昭和ビルB2
Tel 011-802-6438
http://cai-net.jp


○オープニングパーティー 2016.6.25[Sat] 19:00-21:00
19:30- アーティストトーク「レジデンス四方山話—作品と移動」
浅井真理子 大友恵理
ゲスト 小田井真美(さっぽろ天神山アートスタジオ プログラム・ディレクター)
 移動や滞在制作をその制作において重要と考える浅井真理子の作品世界を、アーティストインレジデンスの専門家小田井真美氏をゲストに迎えて紐解きます。
キュレーター:大友恵理
協力:スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団 、さっぽろ天神山アートスタジオ、株式会社堀内カラー、株式会社中央発條製作所、レック株式会社
主催:CAI現代芸術研究所












つるつるのみちをとおってかなたをさわりに_羽虫2
walk on the slippery road to touch the surface of far in the distance_before focus2
2015年













つるつるのみちをとおってかなたをさわりに
walk on the slippery road to touch the surface of far in the distance 
2014 small project, Tromsø (Norway) 



浅井真理子 Mariko ASAI
2000年「旅籠町 町屋プロジェクト」(佐藤宅/東京)、「If a monster runs after you, where do you hide in ?」(Galerie Christa Shuebbe/デユッセルドルフ/ドイツ)、2002年「朝食前の嘘」(秋吉台国際芸術村/山口)、2010 年「第一回ハイファビエンナーレ」(ハイファ/イスラエル)、「beautiful town (plenty of empty)」(東京国際フォーラムエキジビション・スペース/東京)、2012 年「聞こえない声は、空に溶け拡散する」(愛知県立芸術大学サテライトギャラリー・豊田市藤沢アートハウス・豊田市美術館/愛知)、2014年「はしがつるつるのみちをとおってかなたをさわりに」(Small Projects/トロムソ/ノルウェー)、2015年「はしがつるつるのみちをとおってかなたをさわりに」(gallery COEXIST-TOKYO/東京)等。[ホームページ] http://marikoasai.jimdo.com/